調理場

沼宮内 滉史

いろいろなチャンスを経験し
飛躍的に成長できました。

今、担当している仕事は?

入社して8年になりますが、調理場で主に板と前菜を、必要に応じて行ったり来たりしています。立場的に、全体を見て、すぐ動けるように常に気を遣わなければならないのですが、周りにフランクな人が多いので、なんとかやっています。Wakiyaに入って、前よりも明るくなったかもしれません。かわいがってもらう一方で、礼儀や人としての常識を教えてもらっています。技術的なもの以外にも仕事を通して学んだことはいっぱいありますね。ずっと先輩たちの背中を見てきたので、もし、誰か新しく入ってきたら、しっかり寄り添って、その人の力になりたいと思っています。

料理の道に入ったきっかけは?

小学生の低学年ぐらいから、自分の昼食にチャーハン作ったりしていたんです。従兄弟のお父さんが料理人で、親戚が集まった時とか、いろいろ作ってくれるのを見て、憧れの気持ちがあったんですね。で、高校の時に進路を決めなければならなくて、「今後、どうしようかな。大学に行くのも何だかピンと来ないし、料理の世界に入ってみようかな」と、割と軽い気持ちで進みました。
最初はホテルの厨房でバイトから始め、そこの料理長が社長の弟弟子だった関係で、Wakiyaに入社しました。もし、あのままホテルで10年働いても、料理の技術は今のレベルに全然達していないと思うので、ここでの経験は大きいと感謝しています。ホテルは規模が大きい分人も多いので、なかなか上に行くのが難しい。その点、ここの仕事はバリエーションがあって、いろいろなチャンスを与えてもらっています。

「大変だなぁ」「キツイなぁ」と思うことは?

やはり拘束時間が長い点ですね。もう慣れましたが、最初の頃は、朝早く起きるのが辛かったです。それと、調理場をずっと走り回ったり、重い中華鍋を上げ下げしたり、体力勝負なのも、けっこうキツイ。でも、日々の仕事自体がいい運動になっているのか、特に筋トレとかしていないのですが、自然と鍛えられている気はします。

仕事のやりがい、醍醐味は?

最近、料理やデザートのプレートに絵を描かせてもらうことがあるんです。もともと絵が得意で、1年くらい前だったかな、馬主のお客様がいらした時、その日のレースに勝ったということで、脇屋社長から「お皿に馬の絵を描いてみてよ」と求められたのがきっかけなんですが、お客さまに喜んでいただけて。それ以来、VIPのお客さまに高価な食材の熊の手を提供する際、熊の絵を描いたり、ツバメの巣の時にはツバメとか、料理の傍にちょっと彩りを添えています。他にも、中華でお祝いの時に出す桃饅頭を作るのもとても喜んでいただけるので、うれしいですね。
脇屋社長がYouTubeを始めてからは、撮影のアシスタントもやっています。他にも料理番組の収録に立ち会ったり、店の厨房以外で料理を作ることもあって、勉強になりますね。現場では、「今、何が求められているか」先の先を読むのが大事なんです。慣れてくると、臨機応変、動ける瞬発力が身につきます。その場に応じたやり方を覚えられるし、舞台裏を見られるのも楽しい。
あと、週1回ぐらい、賄いの順番が回ってくるのですが、先輩たちに「美味しい」と言ってもらえたり、売り切れたりするとちょっと誇らしい。前日から仕込む時もあれば、忙しくて手が回らず、当日の朝、急いでパッパッと作ったり、腕が試されますね。

休日は何している?

基本的には家でのんびり過ごします。たまに、友だちを誘って、飲みに行ったり、遊びに出かけたり。あと、息抜きにYouTubeを観るのも好きですね。お笑いとか、動物が好きなので、子犬の動画とか。かわいくて、癒されます。

最近、ハマッていることは?

馬も好きなので、そこから競馬に。いっぱい馬を見ているから、プレートにもスラスラ描けたのかもしれません。馬主さんとか、普通にはお会いできない方なので、喜んでいただけて嬉しかったですね。他にも生産牧場の方が来店された時に7枚ぐらい馬の絵を描いて、褒めていただいて。土日に休みがとれたら競馬場に行ってじっくり馬を見たいな、と思っています。

Wakiyaを志望する人にメッセージを。

今、コロナ禍もあり、飲食業は環境的にも厳しいけれど、ここにはいっぱいチャンスもあるし、間違いなく成長できると思います。もちろん、忍耐と精神力は必要ですが、みんなで助け合って、楽しく働いています。元気のいい後輩が仲間に加わってくれるのを心待ちにしています。

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